本部長挨拶|公益社団法人 全日本不動産協会 神奈川県本部

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神奈川県本部のご案内

本部長挨拶

本部長就任のご挨拶

 

 まず始めに、秋山前本部長には10年以上、協会の発展にご尽力頂き、深い敬意と感謝を申しあげます。

 早速ですが、私の在任中に達成したい目標を二点お話します。

 一点目は神奈川県の会館の取得です。この件は既に総本部からの予算を確保しておりますので、皆様の幅広い情報とお力をお借りして、ぜひ自分たちの会館を近い将来取得しましょう。

 二点目は、全国の目標ではありますが、令和8年に会員数を4万社にするという課題です。神奈川県は全国でも3番目に大きな組織ですので、これも皆様のお力をお借りして達成したいと思います。協会員数が増えれば行政に対して、団体として要望を伝えやすくなり、ひいてはこの業界の発展に繋がります。

 微力ではございますが、任期中は協会発展のために持てる力を全て尽くしていきたいと決意しております。

 引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

令和5年6月29日

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部

公益社団法人 不動産保証協会神奈川県本部

神奈川県本部長 佐々木 富見夫

|投稿時間:2023年06月29日 12:00
新年のご挨拶

舟唄の大晦日と新年のご挨拶

 

 12月31日早朝、Jog中の私はラジオで第九ではなく「大晦日恒例舟唄を聴く会」があることを知り、放送時間に七里ヶ浜で足を止め、波の音から始まるその唄を聴きました。聞いているうちに昔あちこちに出張していた頃、いくつかの海辺の町の居酒屋で燗酒、肴に演歌と過ごした穏やかな情景を思い出し、いつしか「あの頃はよかったなあ!」と。

 1975年に発売された八代亜紀さんが歌う「舟唄」は聴く毎に居酒屋での色々な記憶が想い出され、なぜか1981年封切の映画「駅・STATION」の外は吹雪、留萌本線終着増毛駅前の居酒屋「桐子」で客の高倉健さんと女将倍賞千恵子さんが人生の機微を演じる一シーンで古いカウンターの隅に置かれた14㌅TVから大晦日の紅白で流れたこの唄「・・・・・・」が心に沁みたことを懐かしく思い出しました。

 大晦日の庭が夕日に染まる頃から珍しく静かに燗酒の家飲みを始めました。ふと40年ほど前に見たこの映画「駅 STATION」が見たくなりビデオを肴に、ストーリーは平凡でも演じる俳優の表現に感嘆し、それを助演する「舟唄」に聞き入りました。「・・・・・・」

 “日本って本当に素敵でしたね”(※でも今の日本では歌詞「・・・・・・」は著作権に触れて表示できないのだそうです)”

 もう訪れることもない(出来ない)であろう各地の店、例えばお通しにドンブリいっぱいのシャコがでてきて驚いた瀬戸内福山の居酒屋、そこでは同日に雫石上空で起きた大事故、全日空機と自衛隊機との空中衝突事故のニュースで全員が死亡、自衛隊機の操縦士だけ緊急脱出して助かったことに大憤慨して皆で騒いだこと。どちらも女将と言葉の通じにくかった青森での肴はホタテ、鹿児島ではキビナゴが恋しく何度も通ったこと。徳島では何でもスダチ、長崎ではソースのようなドロッとした醤油に驚き・・・。次々と想い出がよみがえり、作成予定だった「全日かながわ」新年号の原稿が遅れてしまいました。

 

閑話休題

 

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 本県本部は、諸先輩、関係各位のご支援により創立50周年の大きな節目を迎えることができました。心より感謝を申し上げますと共に、今後ともご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

 昨年は米国にてジョー・バイデン大統領が、そして我が国でも9月末に第100代の内閣総理大臣として岸田文雄首相が誕生しました。

 そして本県本部でも5月に2年ぶりに代議員各位を議場に招集する形で定時総会が開催され、役員の任期満了に伴う改選と新理事による互選の結果、私が引き続き神奈川県本部の組織の長を拝命した次第です。

 その後同様に6月に開催されました総本部定時総会、年次大会におきまして(公社)全日本不動産協会理事長、(公社)不動産保証協会理事長、全日本不動産政治連盟会長(一社)全国不動産協会会長を仰せつかりました。

 本県本部は毎年100社を超える新会員をお迎えしており、先月には年度入会目標としていた正会員109社に早々と到達するなど、勢いをもって組織が拡大しています。

 令和4年度もこの力強い動きを留めることなく前進させるため、この度、令和4年度入会目標を130社と定めました。

 

 一方総本部では次年度の理事長方針において「令和8年度に向けて正会員数4万社を達成する」という壮大な目標を掲げましたので会員各位には令和8年度4万社を合言葉に全地方本部と共に会員増強にご尽力頂きたく存じます。

 また国においては「デジタル庁」が発足しデジタル化の推進が進められ、世界の潮流にたがわず我が国でもDX(デジタルトランスフォーメーション)の動きが加速しているところであり、本会におきましても目下、次のような取組みに傾注しておりますのでご承知頂き、ご協力頂けるようにお願い致します。

 

・ラビーネットを更なる必携ツールとするための改良を進める

・協会に対する各種の届出・申請をインターネット経由で行える「電子申請システム」を構築する

・総本部、地方本部等各拠点間における情報伝達媒体を電子データに置き換える

・eラーニング研修システムのコンテンツを充実させ、時宜に即した豊富な研修メニューを提供する

・オンライン会議を選択肢の一つとして、また協会と会員を直接的に結ぶチャネルの一つとして、さらに発展させ活用する

 

 これからも会員各位とともに、その名のとおり“ALL JAPAN”の組織として、国民一人ひとりの豊かな住生活実現のため積極的な貢献を果たして参りましょう。

 

 結びとなりましたが、皆様にとりまして、本年が実り多き素晴らしい一年となりますこと、そして皆様のご健勝と益々のご発展を祈念し、ご挨拶を申し上げます。

 

 

公益社団法人全日本不動産協会

公益社団法人不動産保証協会

理事長・神奈川県本部長 秋山 始

|投稿時間:2022年01月24日 11:35
理事長就任のご挨拶 ~理事長就任の決意~

 この度、全日第36期および保証第25期の理事長に加え、TRAおよび日政連の会長職を拝命いたしました。

 振り返りますと、平成17年に全日総本部の理事を拝命して以来、今期で17年目を迎えることとなりました。この間、平成24年に前任者の急逝によりまして、神奈川県本部長を仰せつかったのち、保証の総務委員長を1期、全日の専務理事を3期と、計8年にわたり会務運営会議の一員として協会運営の一翼を担って参りました。

 

 皆様ご存知のとおり、近年においては、わずか1年の間に 1,000社以上の会員増加を実現するなど、我が全日の組織拡大は非常に目覚ましいものがございます。

 こうした組織の拡充と同時に、歯止めのきかない人口減少社会という現実を見据えて、将来にわたり健全で力強い財務体質を得るための改革も続けて参りました。

 改革のためには、ある部分で痛みを伴うこともあるかと存じますが、会の発展のために必要なことは迅速果断に実行する、一方で、長く続けられて来たことであっても、会にとって、すなわち会員にとって必要でないことは、敢然と見極めていくという、是々非々の姿勢で取り組んでいかなければなりません。

 こうした改革の取組み、あるいはそうした姿勢は、決して一過性のものとすることなく、この先も常に持ち続けるべきことだと考えております。

 

 では、私が理事長となった暁に何が変わるのか?

 おそらく私は、役員皆様の中でも最年長の部類に属するものと思います。「年の功」と言えば、おこがましいかもしれませんが、虚心坦懐に全国の様々な地域的背景を持つ役員の皆様、一人ひとりの声に耳を傾けること。そして、その先にある会員1社1社の求めるものが何であるか、常に思いを巡らすこと。それが私に与えられた使命だと考えております。

 

 ところで、私は、日ごろ神奈川県本部の会員各位に向けて、「会員の心得」として5つのことを励行していただくようお願いしております。

第一に【公正】・・・公正・誠実な業務遂行を責務とする。

第二に【品位】・・・専門家としての品位と見識の保持に努める。

第三に【規律】・・・法令遵守。反社会的勢力、違法行為の排除。

第四に【信頼】・・・公正・品位・規律の3項をもって社会全般、

           消費者等から業界への信頼を保持する。

そして

最後に【感謝】・・・謙虚な心で、人や物すべてに感謝を。

 人がしっかりと充実すれば、必ず組織は実ります。

 会員1社1社もそうですし、職員の皆様、つまり事務局組織にも大いに当てはまるところです。そのためには、まずもって私自身が克己の心でこの5つの心得を体現しなければなりません。

 我が全日本不動産協会は、多士済済、全国に素晴らしい力を携えた多くの有能な人材に溢れています。皆様のお力添えを得て、必ずや組織を発展・進化させます。

 

 私がかつてサラリーマン時代に属した組織では、「何々したいと思います」とか「何々しようと思います」は絶対的な禁句とされていました。

 それはなぜか?すなわち「思う」だけなら誰でもできる。「思う」だけでは何も始まらない。

 目的に向かって自ら動き、歩みを進めること、そして強い信念をもってやり遂げること、それこそがリーダーに求められる資質の最たるものです。

 

 今、私が目指すのは、この歴史ある全日本不動産協会をさらなる高みへと導き、3万3,000有余の会員に誇りをもって日々の仕事に励んでいただくこと、それにより「全日ブランド」をより一層発揚させて、社会から多くの信頼を得ることです。

 全国の仲間と力を合わせて、まさにこの目的を実現する、ただそのためにこそ、私は今、この場に立っております。

 冒頭申し上げましたとおり、長きにわたり理事を務めて参りましたが、この1期2年が私にとって最後の奉公となります。

 余すことなく、持ち得る限りの力を尽くす所存ですので、どうか皆様の厚いご支援を賜りたく、謹んでお願いを申し上げます。

 

令和3年9月24日

 

(公社)全日本不動産協会

(公社)不動産保証協会

理事長 秋山 始

 

|投稿時間:2021年09月24日 14:54
新年のご挨拶

 サンライズ出雲・ナイルエクスプレス

 

 毎朝5時50分に起床し、ジョギング(ウオーキング?)に出発します。川の土手を20分ほど走った6時27分、東海道本線全線を走破し、尚且つJR4社の区間を跨いで運行する唯一の旅客列車、列車番号4032M上り寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」に出会います。当初は何も感じることがなかった私でしたが、いつの間にか彼が生真面目な親友となり、時に折れかかる私の心に立ち直るエネルギーを与えてくれています。

 毎日前夜18時51分に出雲市駅を出発した「出雲」が途中岡山駅で高松駅を21時26分に出発し、瀬戸大橋を渡り走行してきた「瀬戸」と連結を済ませ、今の時期丹那トンネルを出て熱海を出発し小田原を過ぎたあたりで日の出を迎え、私がジョギングしている900キロ離れた場所をキチンと毎朝同時刻に通過し、東京駅に7時8分に到着するのです。といっても我々には珍しくもなんともない当たり前の風景かもしれませんが、世界を見渡せばこんなことは稀で中にはcrazyという声も聴いたことがあります。

 

 昔エジプトのルクソールからカイロ行きのナイルエクスプレスに乗った時のことです。確か夜9時頃に出発予定でしたが、9時になってもホテルのフロントから駅までの送迎バス出発の案内がなく確認すると「今日は列車は来ない。明日は判らないがアスワンを出発したら連絡する」とのこと。やむなく延泊した翌日の夕食中に「今日は来ると思うがいつもの様に二時間以上遅れるだろう。準備をして待つように」と。当時は駅までの道路、駅舎も治安が悪く、ホームでの列車待ち時間には押売り、盗みが多発し、人が溢れ非常に危険であるためナイルエクスプレス運行に合わせホテルの専用バスでルクソール駅ホームまでの送迎があり、連絡を受けた我々は駅に向かいました。駅では人ごみからの好奇な視線を受けながらベルボーイの後に続き、乗車する車両が停車するあたりで彼は足元を指さし「ここで列車を待て。絶対に動いてはいけない。危ないから」と言い残し戻って帰ってしまいました。列車が来るまでの30分、危険そうな目線の恐怖と彼らの動きを感じながらも同行者を守る責任を感じていました。やがて列車が近づいて彼らの動きが変わり、乗車するわずかな旅行者よりは下車する旅行者に注意が向いた様に見受けられ、ホームでは彼らの移動が生じました。寝台車輌への乗り降りのチェックは厳重で旅行者しか入れず、車掌の案内ですぐに個室に入ることができ施錠を指示されました。まずはひと安心。この車両はドイツ製で室内はまあまあ合格点でひと安心できました。その後のノックに驚きましたが車掌が夕食と朝食を届けてくれ「明日朝まで施錠を」と言って去ってゆきました。しかし、保線などしていないのではないかと思われるほどの大きな横揺れと制動、加速の連続で乗船の機会の多かった私は走行速度も遅いためよく眠れましたが皆さんは眠れなかった様です。

明るくなり窓の外はナイル川、その先に広がる田園地帯や小さな村々、地平線から日の出、実に雄大な景色であったことが思い出されました。朝9時前にナイルエクスプレスは26時間遅れでカイロ駅に到着しました。

 

 この2つの話は年代の違いがあるかもしれませんが、この差はどこから来るのでしょう。我が国では安全と快適さ、時間の正確さを達成することを旨とし多くの人がこれにかかわってきたのでしょう。関係者全員が確実に動かなければ成しえない事象です。真面目、几帳面、働き過ぎの傾向のある人々が大勢を占める我が国ですので戦後の驚異的な経済復興・発展が成されたのでしょう。

 しかし、一方でエジプトの人々がナイルエクスプレスの定時運行、安全、快適が実現せずともそれほど大きな問題ではないのかもしれません。

 

    閑話休題

 

 会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様方におかれましては、ご家族の皆様、社員の皆様とご一緒に新鮮なお気持ちで新年をお迎えになられたと存じます。

 

 しかし、今年はwithコロナでこの「多士済済」のご挨拶も難しくなりました。

昨年我々は初めてのwithコロナの生活となり、会社もご家庭も地域でも手探りの対応でご苦労をなさられたこととご推察申し上げます。協会も同様で会員第一を念頭に置いて難しい事業運営を精一杯進めて参りましたが、十分な活動が出来たとは云えずお詫びを申し上げなければなりません。今年はコロナ2年目でもあり、経験も参考にwithコロナ・afterコロナ・更にはwithoutコロナのパターンを考えながらの事業展開を進めて参ります。皆さまのご協力、ご支援を賜りたくお願い申し上げます。

 

 世界のコロナの罹患現状を見たとき、我が国の数値は低位置にあると理解しています。これも人々の性格の特徴が為せる業なのかなと。いろいろ要因はあるのでしょうがこのような時は、各国の歴史、風土、政府、国民の特徴も現れるのではないかと感じております。日本に住む我々らしくコロナに立ち向かってまいりましょう。

 

 神無月に出雲に集まった八百万の神のコロナ撲滅祈祷?の効果が一刻も早く現れんことを。

 

 

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部

公益社団法人 不動産保証協会神奈川県本部

本部長 秋山 始

|投稿時間:2021年01月01日 14:06
COVID-19

 古い話ですね。昭和35年に開催された「全日本中学校通信陸上競技大会(略称 放送陸上)」、毎年8月の或る日一斉に全国各地で競技を行い。NHKがラジオ放送網を使って各地の記録を集計し、種目別で全国順位を決めるという大会で、神奈川県の私たちは三ッ沢競技場で競い合い、ハードル競技に出た私は本誌2015年3月号で記しましたように、今となれば宝物ですが結果は最下位でした。                   

 昭和38年、新潟県を軸として開催された「全国高等学校総合体育大会(略称 インター杯)」では県の代表として出場した結果、一位と二位と云う宝物を手に入れました。この出来事が、想い出がその後の私の生き方に大きな影響を与えたことは云うまでもありません。

 

 昨年までずっと続いていたこれら歴史ある想い出の大会が今年は中止となりました。原因は言うまでもなく新型コロナウイルス感染症の蔓延によるものです。あの甲子園の全国高等学校野球選手権大会までも中止となり、他にも球技をはじめとする各種の大会が中止となりました。

 一番つらいのは言葉では言いあらわせない程目標に向かって頑張ってきた高三、中三。青春の1ページがポカンと空いてしまいます。彼らの将来が心配です。監督もコーチも教諭も苦心なさっておられるようです。

 今まで想定すらもできなかったこの現実、皆様の生活ぶりにも大きな変化があったものと思われます。

 

【総本部】

 3月より会議、委員会等の開催をしないこととし、必要な場合は書面評決、事務局の勤務体制にもコロナ対応をとり、勤務形態に在宅、テレワークなどの新しい形も取り入れました。更には年度末であるため開催の増える理事会、幹事会、期末監査なども書面評決とし、都度役員に評決を願い、いずれも全役員承認で合意をいただきながら丁寧に、ルール通りに協会運営を進めています。

 この最中に令和2年度を迎えたわけで総会の開催が必要です。しかしこの時期6月26日に全国から408名の代議員の皆様に会場に集結して頂くことはできませんので、これも書面評決の準備を進めています。今後は、国、都道府県の判断を中心に情勢を的確に捉えコロナ対応を引き続き慎重に進めてゆきます。

 

【県本部】

 総本部に倣い委員会等を極力開催しないこととし、必要な場合は書面評決を、事務局の勤務体制も会員各位にお知らせしつつコロナ対応をとり、勤務形態は在宅勤務などの新しい形態も取り入れました。また理事会、定時総会には開催時に出席対象者がご自身の判断で出席、委任、書面による議決権の行使を選択してコロナ対応ができるように致しました。今後は理事会、委員会、各種打ち合わせなどをWeb会議でも可能とすべく検討を始めております。

 

【県本部定時総会、年次大会】

 公社・全日本不動産協会、公社・不動産保証協会、一社・全国不動産協会(TRA)の神奈川県本部定時総会並びに全日本不動産政治連盟神奈川県本部の年次大会は代議員各位が一堂に集まることなく前述の書面による議決権行使を行って頂く方式で5月28日開催されました。審議事項はすべて承認頂きました。内容につきましては後述の記事をご参照願います。

 

 令和2年度も変わらず「組織基盤の強化」「公益事業の推進」「専門研修の充実」を図り、会員心得「公正・品位・規律・信頼・感謝」の浸透を図ってまいります。特に組織基盤の強化に関しましては、当本部の現状を踏まえた将来への施策として進めております「支部統合等の組織再編成の具現化」はコロナによる遅れはあるものの特別委員会を中心に慎重に進めてまいります。

 

 今回の新型コロナウイルスCOVID-19(Corona Virus Disease-2019)により我々は多くの変革を余儀なくされました。

 下名が総本部役員として総本部の理事会、委員会を経験し最初に感じたことはTV会議システムの導入でした。以前の勤務先ではTV会議は全国各地の支社、営業所、工場との間の会議、打合せに頻繁に使用されており、阪神大震災翌日からの支援復興に関する打合せにもフル稼働しておりました。

 全国各地から総本部に出向かれる役員の皆様のロスを考えると、本会でも真っ先に導入しなければと痛感しましたが、ICTに馴染みの薄い本会ではその他の事情も含めハードルが極めて高い改革であり現在まで実現できずにおりました。

 それが今回のコロナ対応ではツール、環境が整ってきたこともありますが前述のように抵抗なくあちこちでWeb会議の利用が始まりました。事務局の皆様には手探りでの運営となりご苦労をお掛け致しましたが、今後役員各位の負担軽減等に大いに活用できます。他にも仕組みができていない中、必要に迫られ実施した在宅勤務、テレワーク、フレックスタイム制等も導入の可否から根本的に働き方改革のもと急ぎ再検討を行わねばなりません。

 

 「検査が足りない」「封鎖が半端」と日本のコロナ対策を批判していた欧米メディアが日本の被害の小ささに「不思議」と。マスク着用と消毒・手洗いの励行。医療水準の高さと関係者の尽力。早期に「3密」を発見し、回避したこと。罰則なしでも外出を自粛する国民性。決定的要因はわかりませんがどれも遵守注意しながら新型コロナウイルスを征服しようではありませんか。

 

令和2年6月23日

 

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部

公益社団法人 不動産保証協会神奈川県本部

本部長 秋山 始

|投稿時間:2020年06月23日 13:51
新年のご挨拶

令和の新年

 

 1971年1月1日にペルシャ湾に入港するタンカーの修理のため出発したことは四年前の本欄(広報誌「全日かながわ2016年1月号・多士済々」)で触れましたが、この時が私とアフガニスタンの出会いでした。と云ってもその時の印象はそこに記した通り “今でこそ有名なアフガニスタン上空を飛び、ずっと続く乾燥した荒野に「こんなところに人がいるの?」と俯瞰した景色が今でも目に焼き付いています” が感想でした。その後も積荷のために着桟する船の修理に何度もペルシャ湾に赴き、入港遅れなどで余裕ができた際にイランのイスファハーン、シーラーズ、何度かはアフガニスタンのカブール、さらにはバーミヤン渓谷にも足を延ばして今ではターリバーンに破壊されてしまった石仏にも会ってきましたが、この頃まだこの国は人影もまばらな当初の感想通りの乾燥した荒れ地ばかりで山羊や羊の放牧を時おり目にする静かなところという印象でした。その後ソ連の軍事侵攻が始まり国が今も大いに乱れ、人口増加もあいまって食糧難の貧困に見舞われています。あの貧しくとも穏やかだった光景はもう戻らないのですね。

 彼らにとっては大国の都合による援助、人道支援などとこじつけの介入などなく、その光景のままであったほうが幸せだったのではないか? そんなことを考えるようにもなりました。

                   

 このような中、現地で地道な活動をずっとなさっておられた我々が世界に誇れる中村哲医師が銃撃されました。なぜ?という思いと怒り、くやしさが駆け巡ります。

 ご冥福をお祈りせずにはおられません。

 彼の強固な意志を継いでくれる若者も大いに集まってきているという話も聞き、救われると同時に複雑な気持でおります。

 

 2015年3月号(広報誌「全日かながわ2015年3月号・多士済々」)で書きましたが私は高校時代にラグビー部に所属しておりました。

 

 その頃ラグビーは決してメジャーでなくケガだらけの汗臭いスポーツでした。ハーフタイムに仲間の肩がさがっているのを見て、周りも本人も初めて鎖骨の骨折に気づいたり、スパイクシューズのスタッドは革製、釘で靴裏に打ち付け、その釘を靴の中で曲げて固定させているため、釘の先端が起き上がり足の裏に刺さった痛さをハーフタイムに初めて気づくというような粗いスポーツでもありました。

 

 この50年もの間、人気低迷していたラグビーが2019年のワールドカップで突然我が国の人々の人気を得ました。ルールも難しく十分な理解もできない中で皆さんが彼ら日本代表を熱く応援して下さいました。そしてついにこのチームは壁を乗り越え、ONE TEAMのスローガンのもとで世界のべスト8を手に入れました。感動です。

 

 令和元年 特にこの2つの出来事が記憶に残り考えさせられました。

 

 

 新元号が「令和」に定まり初めての新年を迎えました。

 あけましておめでとうございます。

 神奈川県2140人の会員の皆様に遍く良い年でありますよう祈念申し上げます。

 

 本会では今年を組織運営の大きな転換の年と位置付け、県本部および支部組織運営の見直しの第一歩として、西湘支部と湘南支部、県央支部と相模原支部の統合を行い、効率化の推進により、会員の支援充実と利便性の向上を図ってまいります。

 

 また、会員支援を目的とした一般社団法人全国不動産協会(TRA)の発足に伴い、本県もTRA神奈川県本部として、事業活動を開始し、全日グループの一般社団法人として、公益社団法人である全日本不動産協会ならびに不動産保証協会が、適正かつ確実に公益事業を推進してゆくためのサポートを行うと共に、重点的に専門教育の充実をはじめとする会員支援に特化した事業や会員利便親睦事業などを積極的に展開し、将来に向け本会のさらなる発展に努めてまいります。

 

 中村先生のような強固な意志と実行力、日本代表チームのようなたゆまぬ努力とチームワークで。

 

令和2年1月1日

 

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部

公益社団法人 不動産保証協会神奈川県本部

本部長 秋山 始

|投稿時間:2020年01月01日 09:00
新年のご挨拶

 40数年前、新年を函館駅前の「江差屋旅館」で迎えました。

外は雪、駅前広場の街頭拡声器からは飽きもせず毎日毎日北島三郎の『函館の女』が休むことなく聞こえていました。年の瀬に先輩諸氏は本土の自宅へ戻られ、身軽な私一人が人質として残されました。

 

 旅館は古い木造の2階建て、隙間風が入り布団の襟が息で凍る有様でした。部屋数も15程しかなかったと記憶しています。この旅館が年末29日には私一人だけとなり賄いさんも休み、年老いた所有者ご夫妻が、掃除や食事の世話をしてくれました。

 

 29日夜にコールが入り、30日早朝4時に駅から離れている貨物桟橋で乗船するように連絡が入り、吹雪の中危ない足取りで重い商売道具を持ち、歩いて行ったことを鮮明に覚えています。仕事を終え、31日の夜、出稼ぎ帰り?の多勢の乗船客が下船された後、機関長、機関士、船長、航海士の皆様に年末の挨拶をし、下船しましたが、体調は極度に悪く倒れ込むように旅館に戻りました。

 

 しかし、それからが大変、風邪だったのですが熱は40度超え潰されるほど布団を掛けても寒気と震えは止まらずご夫婦がストーブをガンガン焚き、額の冷タオルを頻繁に取り替えてくださり、三が日はウトウトし続けていたようです。幸いにもこの間システムは致命的なダウンもなく、軽微な不具合も乗組員の皆さんがカバーしてくださったと後日青函局の幹部から伺いました。有り難いことに先方も私のダウンを知り、お心遣い頂いたようで健康を取り戻した私は老夫婦に感謝、局の対応に感激致しました。

 

 どの様なシステムかは本誌一昨年3月号で触れましたが青函連絡船の機関全ての装置の遠隔監視・制御システムでダウンすれば停船してしまう心臓部です。当時の最先端技術とは云え、前例のない計測制御技術の応用経験不足と個々の新たな部品の信頼性も高くなく、こういったシステムはダウンの原因を探り、その場で改修(改善)を試みるという繰り返しで徐々に動作が安定してきたものでした。すべての企業(特に製造業)がこの様な地道で、しかし血の出るような努力を積み重ね、製品の信頼性が高く評価され、世界に誇れる日本製品となったと自負しています。

 

 製造業は人が営んでいることであり、ある程度のばらつきもありますが、間違いが起きたときは二度と起こらないように再発防止をし続けることこそが「日本のものづくりの強みだと思います」

 

 日本人は誇りを捨てた国民という表現を耳にしました。本来「誇り」とは大切な事や物を守る心と思います。家系を誇る人がいます。それも結構ですが自分の努力で成し得たことでもなく、たまたまそこに生まれてきた成り行きにしか過ぎません。むしろその家系に相応しい人になる努力をして世の為、人の為に尽くしてこそ価値があるのではないでしょうか。それは自分の評価ではなく、人様が評価してくれることなのです。

 

 元来、誇りを持って営み続けてきたことで信頼を得ている企業が不正をする昨今の例には落胆するばかりです。昨年の漢字「隠」「竄」「嘘」情けない。他に「転」もあるらしいですが……。 
 
 この問題を解決する方策の一つは「日本人が誇りを取り戻すこと」だと思います。国粋主義者になってと、言うわけではありません。それは自分が生まれた故郷に誇りを持ち、家族や友人に誇りを持ち、自分の職業に対し誇りを持つことと思います。会員の皆さん。小さな集まりかも知れませんがまず私達の協会(業界)が更に誇りを持って手本となろうではありませんか。

 

 平成31年、2019年新年にこんなことを思いました。

 

 会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様方におかれましては、ご家族の皆様、社員の皆様とご一緒に新鮮なお気持ちで新年をお迎えになられたことと存じます。

 当業界ではご承知の通りIT重説が一部可能となり本年からはすべての取引形態への利用に向け実験が始まります。これからの世の中、更にICT利用が進み、AI、IoT技術の応用も進展し、今後は業容も含め否応なしに大きく変化してゆくものと考えられます。              

 これらも見据え本会も不動産業の中長期的な展望と変化を予測した舵取りが必要になり、難しい対応を迫られて参ります。

 また、他方では公益法人としての本会の運営の安定を図り、更なる会員支援の充実を図ってゆくことも喫緊の課題であり、これらを踏まえ新たな施策も含め中期ビジョンを策定し、協会活動を展開して参ります。
 
10年程前、函館駅に降り立ち、既に開発済みの駅周辺を見渡し、件の旅館がビジネスホテルとして10階程のビルになっていることを確認しました。が、現在では確認ができなくなっております。開発も日本人が誇りを失ってゆくひとつの要因なのかもしれません。
先月も出張の折、青森ベイブリッジからメモリアルシップとして係留されている八甲田丸を遠望し、当
時に思いを馳せてきました。

 

『津軽海峡冬景色』泣ける歌です。

 

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2019年1月1日

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部
公益社団法人  不動産保証協会神奈川県本部
本部長 秋山 始
|投稿時間:2019年01月01日 09:00
新年のご挨拶

元旦の記憶・新年のご挨拶

 

 鎌倉鶴岡八幡宮の長い歴史を見つめてきた大銀杏、平成22年3月10日未明、雪混じりの強風によって倒伏しました。樹齢1000年ともいわれ、高さ約30メートル、幹の太さは約7メートル、朱塗りの社殿と並ぶようにそびえ立つ子供の頃から見慣れたその姿は、今でも記憶に残っています。

 私が会社に勤務していた頃、毎年正月休みにこの大銀杏の前に8時15分(工場の就業開始時間)に50人程の管理職全員にボスから集合する指示を受け、生意気盛りの若かった私でしたが先輩からも諭され、嫌々ながらも逆わずに参加し、周りが参拝の皆様で大混雑のしている本宮に上がり、お祓い、ご祈祷を受け、件の大銀杏の前で上司の年頭挨拶を聴き、乾杯。自分にとっては好ましくない新年の行事が過ぎて行ったのでした。

 我々はこれを密かに「踏み絵」と呼んでいました。この絵を踏まないと上下関係で面倒なことになるからでした。こんな強烈なボスの職場でしたが、製品の企画、開発、設計、試作、製品製造、保守サービス全てにも徹底した厳しさが求められ、高い技術力と製造する製品の品質に対する高い意識と厳しい手法・不具合に対する厳しい姿勢について大きな影響を受けました。この〇〇学校(職場)の卒業生がその後国内外各所で活躍をすることになろうとはその時は思いもよりませんでした。 

 

   このような環境で働いていた私には今日の大企業のレベルの低すぎる不祥事は信じられません。商品と消費者を或いは、取引先を馬鹿にした最低な行為です。いったい日本はどうしてしまったのでしょう。新幹線の安全神話も崩れるのではないかと懸念されます。

 国家から国民まで各々が原点に立ち還り、それぞれの位置で「美しい国、日本」を築いてゆこうではありませんか。鶴岡の八幡神の前でも恥じることのないように。

 平成30年、2018年新年にこんなことを思いました。           

 

 

 会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様方におかれましては、ご家族の皆様、社員の皆様とご一緒に新たなお気持ちで新年をお迎えになられたことと存じます。

 

 当本部は創立45周年から50周年に向かおうとしておりますが、ご承知の通り業界では昨年10月IT重説が可能となりました。現在は一部の取引形態にのみが対象であまり使われていないようではありますが、近い将来すべての不動産取引で可能になり、広く利用されてゆくことは逆らえない流れです。これからの世の中、更にICT化が進み、AI化、IOT化も進みつつありますので、我々の業界の今後は業容も含め大きく変化してゆくものと考えられます。              

 一方で民法の改正も近く、本会としては直近の変化に対応しつつ、併せて不動産業の中長期的な展望と変化を予測した舵取りが必要になり、難い対応を迫られて参ります。また、他方では現実の大きな問題として公益法人としての本会の運営の正常化を図り、更なる会員支援の充実を図ってゆくことも喫緊の課題であり、これらを踏まえ新たな施策も含め協会活動を展開してゆきます。

 当本部ではこれらに対応する組織を立上げ、既に活動を開始致しており、今後は総本部と連携し進めて参ります。

 

 新年早々環境と変化が厳しい中での対応を記しましたが、執行部一同明るく且つ、気を引き締め、引き続き3つの重点指針

①組織基盤の強化  ②公益事業の推進  ③専門研修の充実

を軸に活動を展開してまいります

これらを進めてゆく過程で、時には会員各位が驚かれるような変化がもたらされることもあり得ますので俯瞰頂き、ご理解・ご支援をお願い申し上げます。

 

更に会員各位と共に当本部会員心得

 【公正】・・公正・誠実な業務遂行を責務とする。

 【品位】・・専門家としての品位と見識の保持に努める。

 【規律】・・法令遵守、反社会的勢力、違法行為の排除。

 【信頼】・・これらをもって社会全般の業界への信頼を保持する。

 【感謝】・・謙虚な心で、全てに感謝を。

を通じ、我が業界から前述の「美しい国、日本」の実現を図りましょう。

 

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2018年1月1日

 

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部
公益社団法人  不動産保証協会神奈川県本部
本部長 秋山 始

 

 

 

|投稿時間:2018年02月13日 13:06
新年のご挨拶

元旦の記憶・新年のご挨拶    

 

1976年1月1日、私はソグネフィヨルド(ノルウエー・ベルゲン北東100㎞)を航行するフェリーの甲板で寒さに震えながらベルゲン大学で第二外国語に日本語を学んでいる学生達20人程に囲まれていました。彼等にとって私は偶然乗り合わせた生きた日本語を話す教師だったのでしょう。彼等は大変興味深く熱心に話しかけてきました。当時我が国は高度成長期にあり、北欧の片隅の街から見ても勢いのある進んだ憧れの国のひとつだったのです。私は当時長崎で建造していた3隻のノルウエー船籍タンカーの監督員として派遣されていたベルゲン在住のM氏の結婚式に招かれ、ベルゲンへ向かっておりました。途中オスロでバイキング博物館、私が無知だったのでしょうが変な絵 ムンクの「叫び」 を国立美術館で見て衝撃を受けたことを記憶しております。この時は長崎、鎌倉で意気投合した彼が航空券を用意してくれた関係上、お断りができず、酷寒の地へと向かったのでした。滞在中のベルゲンでは近郊のトロールハウゲン(妖精の丘)にある湖を眼下に望む ペールギュント組曲 で有名な作曲家グリークの家を訪ねました。彼が作曲をしていた部屋を拝見し、私の頭があたる鴨居の高さで彼の背が低かったのであろうと想像したことを思い出しました。しかし、無学な私はここでもグリークのこともよくわからず、後に彼が作曲した曲の素晴らしさを知り驚きました。現在はこの生家一帯はグリーク博物館となっているようです。その他にも私の常識を覆す様式のボルグンのスターヴ教会などをご案内頂き、旅の最後に新年の初日を迎えるに相応しい穏やかで、空も高く、海も深く、冷たく突き刺さる空気も澄みきっているソグネフィヨルドに連れて行って頂きました。強烈な寒さを除けば、希望に満ちた新年を迎えるには実に雄大なスケールで、震えながら気持ちが昂ぶったことが今でも鮮烈に記憶されています。くだんの彼等も京ことばを話すリーダ格の学生の配慮で私は一時間あまりで開放され、ソグネ・フィヨルドに存分に浸ることができました。   

 

閑話休題

 

 会員の皆様、謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様方におかれましては、ご家族の皆様、社員の皆様とご一緒に新たなお気持ちで新年をお迎えになられたことと存じます。

 

 最近の不動産業界を取り巻く環境につきましては、本年4月1日に本会が推進して実現を見た「宅地建物取引業法の一部を改正する法律」が施行され、より一層の消費者保護のため、弁済業務保証金制度の改正、及び本会をはじめとする事業者団体に対して、宅地建物取引士等に関する体系的な研修実施努力義務が盛り込まれます。          

 

 さらに平成30年4月1日からは、既存住宅取引における建物状況調査(インスペクション)結果の有無についての重要事項説明が義務付けられ、より高度化・専門化された不動産取引に関する知識習得がこれまで以上に求められております。

 

 このような状況を踏まえ、神奈川県本部は、会員研修の充実を中心に本年度の事業を、11の委員会の事業活動を軸に下記の3つの重点指針を掲げて展開致します。

 

①組織基盤の強化  ②公益事業の推進  ③専門研修の充実

 

 組織基盤の強化につきましては、ここ数年新入会員数は順調に推移しておりますが、協会広報、開業セミナー等を充実させると共に、会員各位のご協力も頂き、更に着実に進めます。

 公益事業の推進につきましては、神奈川県庁を始め各行政機関との連携を強化、各公益団体主催事業に参画、また消費者セミナー等を通じて公益社団法人としての地位向上を目指します。

 専門研修の充実につきましては、「全日ステップアップトレーニング(賃貸編・売買編)」「ICT研修」等の専門研修を毎月実施します。また、「ZENNET」を進化させた「ラビーネット」の普及促進に努め、より便利で使い易い会員の声に寄り添ったツールの充実を図ります。

 

  一方、神奈川県本部では平成27度より

 【公正】・・公正・誠実な業務遂行を責務とする。

 【品位】・・専門家としての品位と見識の保持に努める。

 【規律】・・法令遵守、反社会的勢力、違法行為の排除。

 【信頼】・・上記3項をもって社会全般、消費者等の業界への信頼を保持する。

 4つの『会員心得』を明示し、取引の専門家としての意識の醸成を図って参りましたが、平成29年から 

 【感謝】・・謙虚な心で、人や物全てに感謝を。

を加えた5つの『神奈川県本部会員心得』を恒久的指針として周知致します。

 更に今年度は、神奈川県本部創立45周年、会員数2,000社突破記念特別事業を検討致します。

 今年度も会員各位に納得頂ける事業の展開を図るべく、各委員会及び各支部相互の連携、協働を図り、PDCA(Plan Do Check Action)のサイクルを活用して、更なる組織の活性化と会員サービスの充実に組織を挙げて邁進致します

 

   これらの事業活動計画に沿って神奈川県本部は本年も公益社団法人としての体質強化、並びに宅地建物取引業者としての会員各位の更なる飛躍を目指し、活動を展開致します。

ご参画・ご協力・ご支援をお願い申し上げます。

 

  2017年1月1日     

 

公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部
公益社団法人  不動産保証協会神奈川県本部
本部長 秋山 始

 

 

|投稿時間:2017年08月31日 09:33
湘南マラソン

 湘南マラソン ここ3年ほど申込みの要領が悪く?出場が叶いませんでした。これを聞いた当協会(全日本不動産協会)湘南支部の会員さんで、毎年シッカリと自社の社員さん分でも確保している社長が、私の分の申し込みにも一緒にチャレンジしてくれました。しかし、地元枠、一次募集とも確保できず、口が先行していた私は「しめた。これで走らずに済む」と思っていました。6月27日夜、相模大野で本会相模原支部の仲間たちと懇親を深めているとき、彼女から携帯電話がかかり、残り少ない二次募集分で「全員分確保できました」と嬉しい(えーッ)連絡と「本部長、歩いてもいいから完走してくださいね」という優しい?メール。


 かくして本日12月6日の大会日を目指し、練習(調整?)をすることになりました。しかし、過去の様にはうまくゆきません。協会の役員を仰せつかっている現在、時間がとても取れにくくなっており、また、年齢と共に悪くなる代謝による体重も増え、「本当に歩いてでも完走できるのだろうか?」と思いつつ大会が近づいてきました。そしてゼッケンがTシャツ、資料、計測用タグ等と共に送られてきました。これを見た途端、弱気は飛んで、出場する方向に気持ちが傾いてきました。


 そして、走る一週間前からは、練習はしない、炭水化物をたくさん摂取するなど、自分の都合のよいルールを作り、飲酒も毎晩、そんな準備?をしました。大会当日、天候にも恵まれ、早朝からスタート地点の大磯プリンスホテルに向かっているうちに、どっぷり湘南国際マラソンの雰囲気につかり、どんどん気持ちが集中(昂ぶり)してゆき、まさにランナーズハイ状態になってゆくのがわかりました。この大会、毎回感心するのですが、ボランテイアの皆様が大活躍されており、コースの周辺も含め、ゴミひとつ見当たりません。「来た時よりも美しく」が完璧に実践されています。また、地元にお住いの方への配慮、ランナーへの声かけなど、走っていてたくさん元気がもらえます。今日はこんな文を書いたボードを持って声かけしているボランテイアの方を見かけました。 「ここは挫折禁止」左折×の案内をしている方でした。登りの苦しいところですが、思わず苦しい顔が笑っていました。


 前回より遅いな、苦しいなと思いつつ、支部役員各位が支部旗を立てて応援して下さっている折り返し地点に着き、記念写真(証拠写真?)を取って頂き、折り返しました。あとは苦しみの連続で、給水ポイントで頂く、飲み物とレーズンを 楽しみに少し生き返り、一応規定時間内で無事にゴールできました。


 今年から開催が約一月遅くなりましたが、西湘バイパス二宮から、134号線江の島まで上下線を通行止めをして行うのですから行楽シーズンの11月の連休中に行うことに無理があったと思います。このパターンで定着するのではないでしょうか。しかし、今日も伊豆半島石廊崎まで、箱根、富士山、丹沢大山まで、走りながら青い海ととも眺めながらキャッチコピーである「湘南の風」を感じ、いつも高速で車が飛ばしている道を全車線通行止めにして一台も車のない安全な状況にも何かを感じて走る、まさに超一級の湘南が誇るマラソンと思います。




一方で、今回はスタート後にコースに不審物が置かれていたとの情報で、多少の混乱があり、正式記録とならない事態も発生した様です。今後はテロにも目を光らせ運営をしてゆく必要もあり、大変ではありましょうが、長く継続するよう 強望するものです。痛い体でこんなことを思いました。




平成27年12月11日
公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部
公益社団法人  不動産保証協会神奈川県本部
本部長 秋山 始
|投稿時間:2015年12月11日 11:37
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