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新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては清々しい新年をお迎えのことと存じます。
令和６年を迎えまして今、世界では、米中の対立、長引くウクライナ情勢、解決の糸口が見つからないパレスチナ問題、ウィズコロナに伴う生活様式・意識の変化、世界的なエネルギーや食糧・資材の高騰、物価や金利の上昇、円安などの影響が日本経済への懸念材料となっています。
その中で、緩やかにもコロナ渦からの持ち直しが続く国内経済ではありますが、世界的な経済環境の変化がどのように不動産市場に影響するかの分析は難しいところです。
日本でも海外の金利上昇の動きを受けて、長期金利が徐々に上昇し、固定金利住宅ローンも連動するかのように上昇しております。
またインフレが不動産価格を押し上げていき、円安による原材料やエネルギー価格の上昇が建築費の上昇にも繋がります。こういった状況からもしばらくは不動産価格の上昇は止まらないように見受けられます。
このように、明るい材料ばかりではなく、不透明な時代の中で、全日本不動産協会が社会にどういった形で貢献できるかは、大きな課題です。７０年以上の歴史ある組織として、苦しい時代にも想いを形にしてきた諸先輩方の努力を引き継ぎながら、新しい形も見据えた未来への展望を切り開いていきたいと思います。
さて、私が昨年神奈川県本部長を拝命いたしまして、常に目標として念頭においていることが2点ございます。
１点目は理事長の方針に従い「令和８年度での会員数４万社達成」のために、神奈川県が何をすべきか、何ができるか、です。皆様ご存じの通り、神奈川県は東京・大阪に次ぎ全国３番目の会員数を誇っております。正会員の皆様お一人が、これから開業される仲間や知り合いを一社紹介されるだけでも、数は倍になります。そのお声がけをしやすくする為に、当会では入会費５５万円減額キャンペーンを行っております。どうぞこの機会にお一人でも多くの仲間を紹介していただきたく、お願い申し上げます。
２点目は「県本部会館の取得」です。思い起こしますと、横浜支部のスタートは、約５０年前、私の祖父のビルからであり、私自身は３０数年以上、支部に携わってまいりました。当時はブロック分けではなく、区ごとの役員でした。また現在のように、代表者ではなくとも役員ができまして、当時の南区役員福吉の宇根岡役員がお亡くなりになり、私の父親に役が回ってきたところを、代わりに拝命したことが全日とのご縁の始まりでした。１２年ほど前に秋山前本部長に声をかけられ、次期支部長として立つこととなりました。会館の取得はごく初期からの悲願であります。全国の都道府県を見回しましても、会館取得を次々と遂げております。そのためにはぜひ皆様の情報力・結束力が必要となります。良い物件情報がありましたら、真っ先にお声をかけていただきたく、お願い申し上げます。
最後になりますが、皆様の本年度のご健勝とご発展を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
令和６年１月１日
公益社団法人全日本不動産協会神奈川県本部
公益社団法人 不動産保証協会神奈川県本部
神奈川県本部長 佐々木 富見夫
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